モンスターシングルもパラサイトシングルのように英語化するのか?
『モンスターシングル』という言葉を聞いて、何を連想しますか?
一昔前に流行った『モンスターペアレント』を思い出しました・・・
どうしても、変なカタカナ英語の造語が気になってしまうので、ついでに色々と調べてみました☆
まずは『モンスターシングル』というカタカナ英語について
日本で使う『モンスターシングル』(monster single) はやはり英語圏では通用しなくて
日本人が作ったカタカナ英語(>_<)
英語圏では『パラサイトシングル』(parasite single)は定着していますが、
『モンスターシングル』は未だ知られていません
実は『パラサイトシングル』も造語で
日本人の大学教授がつくったものが世界で使われるようになったのです
日本発祥なんです~~~
ちなみに、パラサイト(parasite)とは寄生生物、寄生者の意味
モンスター(monster)は皆さんご存じ、怪物、怪物のような<という意味ですね
『モンスターシングル』という言葉も日本から英語圏への逆輸出(?)造語になるのかも!?
その『モンスターシングル 』が社会現象化している
晩婚化が進み、結婚しないシングルが増え続ける現代ですが、
(結婚するかしないかは個人の自由です~~~)
シングルで居ながら、定職を持たないで、ずっと親元に住み続けて経済的に親に依存する・・・
そのような人のことは『パラサイトシングル』と呼ばれていましたね
『モンスターシングル』は
生活費の殆どを親に依存するだけではなく、親の財産や年金までもを食いつぶす
35歳~44歳の独身の人のことをそう呼ぶことにしたそうです
この問題、とても奥が深そう・・・
『 モンスターシングル』と呼ばれる人たちも、
親と同居するということは、いつしか高齢の親の面倒を見なくてはいけない状況になるということ
そうなった時に、モンスターは一体どんな風に変貌するのでしょうか?
欧米ではブーメランベイビーが深刻だそう
ブーメラン (boomerang)
そうです、投げても戻ってくるあのブーメラン
50歳代になって、色々な失敗を重ね、生活に疲れて、両親の家に戻って一緒に暮らす中年シングルが増えているのです
英国の大衆新聞サイトの記事で見た
boomerang +erで Boomeranger ブーメランジャー
こんな造語まで出来てるのです
カリフォルニアでは、2012年までの7年間で、50歳~64歳のシングルで両親と共に暮らす人が67%の194,000人に達しています(データ:UCLA Center for Health Policy Research and the Insight Center for Community Economic Development)
高齢の両親への虐待や、家庭内でのトラブルについては日本でも事件が増えてきてますが、
ここには、
「愛する大好きな両親が年老いていくのを見るにつけ
感傷にふけってしまいがちだ
だけど、多くの人は、年老いた二人の親と住むことが
なぜそんなにもイライラしてしまうのか、
腹立たしくて仕方が無いのか、見当もつかないんだよ」
ということが書かれています
単なる、お年寄りの動作の遅ささえ、イライラの原因になるのだと…
実家に戻ったこの50代の男性の両親は共に80代
家でのいざこざが絶えず、男性は遂に母親にクッションを投げつけてしまいます
そしてお父さんも再び病気に倒れ、認知症を患います
彼は、また出ていくべきか、実家に留まるべきか考えます
そして、「両親の最後の数年間を可能な限り良いものにしよう
彼らが僕を育ててくれた、今度は僕が彼らの面倒を看る番だ」と
家で両親のお世話をする決断をします
これは、ひとつの例ですが、
パラサイトであれ、モンスターであれ、ブーメランであれ、
解決するべき問題には共通点がみえてくる気がします
アメリカの現状 ~ 近代において、親と同居する独身者数の伸び率は過去に例をみない
ワシントンのあるリサーチセンターの報告によると、両親と共に暮らす18歳から34歳までの独身者数は、2014年では、ここ130年間で、最も高い数となったと報告されていて、ニュースでも取り上げれています
やはり、アメリカでも同棲や結婚する若者の減少が原因だとか
また、不況の影響で、雇用先不足から、大学へ進学する若者が増えていることも一因
これは若者についてのデータで、アメリカでもっぱら議論されているのは、
これからの若者の結婚観や自立心、経済の先行きについてですが、
パラサイトもモンスターもブーメランも、
問題の根源は同じところにあるように感じました
『モンスターシングル』という新語が英語圏で使われだす日も近いかもしれません(゜-゜)
Happyになるようなカタカナ英語も日本から輸出したいな~~~♡♡♡